【ダブルタイヤで快適化!】コルドバンクスをレンタルして分かった魅力を徹底レビュー
老舗VANTCH社が手掛けるコルドバンクスに興味があるものの、
- どんな人におすすめなのか?
- 設備や乗り心地はどうなのか?
- ダブルタイヤの効果はあるのか?
- 実際にコルドバンクス内で過ごす様子が見たい!
というお悩みをお持ちの方いませんか?
子だくさん+愛犬こじろーがいるまーりん家が初めてレンタルしたクレソンボヤージュは、リア(後ろの)タイヤがシングルということもあり、揺れが大きく運転にもかなり気を使ったため以前よりもより快適な旅路にしたいと思いました。
コルドバンクスの魅力・注意点をしっかり把握しておかないと、せっかくの楽しむ機会を逃してしまうことになります!
この記事を読むと、まーりん家の実体験を元に以下のことが分かります。
- コルドバンクスの基本情報
- メリット・デメリット
- コルドバンクス内でのまーりん家の過ごし方
- 実際に乗ってみて分かったこと(気になる点・良かった点)
※この記事は、2023年4月にコルドバンクスをレンタルした際の記事になります。
コルドバンクスは、乗った人が快適に過ごせるように細やかな配慮がされている点が魅力的でした!ぜひ、購入を考えている人も、レンタルしたいと考えている人も参考にして頂けたらと思います。
旅行先だけでなく、車中泊や走行中もぜひ楽しんでください!
以前まーりん家がレンタルしたキャブコンタイプのクレソンボヤージュに興味がある方は、こちらの記事もおすすめです。
コルドバンクスの基本情報
コルドバンクスとは
コルドバンクスは、VANTECH社が手掛けるキャブコンタイプのキャンピングカーです。購入最低価格は、9,150,000円~とかなり高額。【本気で遊びたい大人達へ】というキャッチコピーを掲げていて、2020年2月にリニューアルされました。内装が木目調でとてもオシャレで、濃いめの茶色を使用しているので落ち着いた空間です。
乗り手の気持ちがよく反映されているなと感じる細やかな嬉しい配慮がありました!
コルドバンクスに向いている人、向いていない人は以下の通りです。
車両SPEC
今回レンタルしたコルドバンクスの車両スペックは以下になります。
車両スペック | |
ビルダー | VANTECH |
車名 | CORDE Bunks |
ベース車両 | トヨタ カムロード |
エンジン | ディーゼル |
駆動方式 | 2WD |
外寸 | 全長 4,980 × 全幅 1,980 × 全高 2,960mm |
定員 | 乗車7名、就寝5名 (乳幼児であれば、さらに就寝可能!) |
カーナビ / ETC / バックアイカメラ / FFヒーター / 冷蔵庫 / 二口ガスコンロ / シンク / テレビ / 傘立て / スリッパ入れ / シューズボックス / エアコン
以前レンタルしたクレソンボヤージュ比較で、全幅が小さくコンパクト!
コルドバンクスの設備紹介
バンクベッドは広々快適
広々と快適に寝ることができるバンクベッド。167cmのまーりんパパも足先まで余裕で入ります。奥側になるにつれて天井の高さが低くなりますが、1歳双子の落下防止を考えて、今回まーりん家は頭を奥側にして寝ました。
寝転んでしまえば特に気になることはなく、起きる際に頭を打たないように要注意です!
走行中は邪魔になるので収納しておき、使う時に台を引き出してマットレスを敷きます。
梯子を使って登らないと子供たちは上に上がることが難しかったです。当時4歳息子は、降りるときに怖がっていました。
夜就寝する時には、カーテンを引くことができるので、寝る体制を整えやすいです。
バンクベッドの両サイドには、おしゃれなライトが設置されており、就寝後本を読みたい時などに活用できます!小さいライトですが、両方つけるとかなりの明るさになりました。
リアベッドは二段ベッドで工夫あり
後ろのリアベッドは二段ベッドになっています。
子供なら余裕の広さで広々快適に寝ることができました。入り口もそれほど広くないので、入り口付近よりどちらかに寄せて寝れば落下の心配もありません!
奥側にはそれぞれ照明がついていて、早起きした長女がまだ外が暗い中、you tubeを見て楽しんでいました!
大人であれば一人、子供であれば2人寝転ぶことができる広さです。167cmのパパはしっかり足先まで入って快適に寝転ぶことができました。
上段ベッドの上側にはハンガーヘッドがついており、ベッドマットを取り外すとクローゼットに早変わり!荷物置き場としても使えます。
お手軽にマットを取り外すことが出来るので、ちょっとした作業スペースになります!
ダイネットは簡単収納できる
ダイネットの裏側に設置されているロックを外して、足を折りたたむとフラットシートに早変わり!
座席の上段背もたれを取り外してシートにしますが、下段部分には背もたれが残されるので、フラットシートのまま走行しても腰が痛くありません!
大人なら一人サイズで、幼児2人は寝られます。旅行の帰りはフラットシートにしていましたが、長女と双子の一人は途中の休憩時に爆睡していました。
色々使えるマルチルーム
マルチルームはシンクの前に設置されています。簡易トイレやシャワーを設置することができ、マルチルームにもFFヒーターが設置されているので、濡れた洋服なども乾かすことができます。
まーりん家は乳幼児が多いので、マルチルームには簡易トイレを設置したいと思いました!
キッチンは2口ガスコンロ
本格的に料理をしたい方にはおすすめです!キッチンの隣には、折り畳み式のサイドテーブルが備え付けられているので、食材を切ったりする時にも便利です。
キッチンの上には収納棚があるので、使用する調理器具(フライパンやお鍋等)もすっきり片づけることができます。角にはコンセントもありますので、ケトルを使用することも可能です!
シンクの蛇口は2つ!
コルドバンクスは生活用水用と飲料水用とで蛇口が分かれています。飲料水用のタンクはシンク下にポリタンクが収納されているので、すぐに補充することができます。一方の生活用水用のポリタンクは、車両下に大容量のポリタンクが備え付けられており、給水する場合はホースを用いて行います。シャワーが使える設計になっているので、生活用水用のポリタンクは大容量!給水する時もホースを使う必要があります!
大容量の冷蔵庫(冷凍庫付)
ガスコンロの下には冷蔵庫があります。1リットルのペットボトルが縦置きに3本入ります。自宅から持参した水出しお茶容器も余裕で入りました。
一番上の段は冷凍庫になっているので、夏場は氷やアイスなども入れておけます!
収納棚は豊富
収納棚は車両の両サイドに設置されているので、子供たちのリュックや抱っこ紐なども入れておけます!収納棚の扉は、ぐっと開ききるとロックがかかるようになっていて、勝手に蓋が閉まらなくなるのも嬉しいですね。
後ろの荷室へも二段ベッドの下からアクセス可能。大きさはほぼ二段ベッドの大きさを同じです。幅を取るベビーカー等を簡単に収納できます!
ニンテンドーSwichも出来ちゃうテレビ
ホテル等でよく見かける小型のテレビですが、走行中の子供たちの退屈しのぎには大活躍です!リモコンも付いていますが、運転席のナビと連動していたモニターという位置づけなので、テレビを消した状態でも音声だけ聞くこともできます。
お試しにニンテンドースイッチを持参して繋がるか試してみましたが、ばっちり使えました!暇な道中、息子は嬉しそうにマリオメーカーを楽しんでいましたよ。まさに動く家!
テレビはオプション品ですが、購入する際には、まーりん家には必須ですね。
エアコンでいつでも快適
コルドバンクスの入り口入ってすぐ上にはエアコンが設置されています。夏場の暑い時期でもエアコンがあれば大丈夫!寒い冬もFFヒーターを合わせて使えば、より快適に過ごすことができます。
運転席は3人乗り
運転席の中央にはしっかりとしたドリンクフォルダーが取り付けられていて、ちょっとした台にもなります。これを取り外すと助手席と運転席の間にもう一人座れます。
まーりん家は、双子一人のチャイルドシートを助手席に設置していましたが、まだスペースに余裕はありましたよ!
FFヒーターから出てくる温風は、合計4か所の出口から!
真冬には欠かすことのできないFFヒーター!今回レンタルしたのが春ということで、強風でヒーターを入れていると暑いくらい。FFヒーターは、座席の足元に2か所、荷室の前、マルチルーム内と合計4か所も出口がありました。
真冬にスノーボードに行って濡れたウェアを乾かすこともできますし、座席の下から温風が出てくるので走行中あったかくて気持ちが良かったです。(電車の座席の足元も冬になると温風がでてきますが、あれもFFヒーターです!)
Pioneerのスピーカーが2か所
天井にスピーカーが2か所設置されていて、全体的にテレビの音が聞き取りやすくなっていました。座席に座っている人が、全体的に音声を聞くことができるよう配慮されているなと感じました。
スピーカーも、オプション品となっています!
中央の換気口は切り替え可能
座席の真上に設置されている換気口は、空気の取り入れも排気も可能です。夏場の暑いときは、扇風機代わりになりますね。今回FFヒーターをつけて暑くなってしまったので、空気の排気を行いましたが、かなり涼しく快適になりました!
まーりん家の過ごし方
持ち物
今回、ペット不可の車両だったので、愛犬こじろーは友人宅でお留守番でしたが、まーりん家の持ち物は以下でした。
- 寝袋×1個、毛布×4枚、枕×4個
- 着替え(翌日+予備)
- 朝食用のパンや果物、即席スープ、おやつ、水、お茶
- スプーン、お箸、コップ
- 電気ケトル
- バスタオル、洗面用具一式
- ニンテンドースイッチ
- 携帯、カメラの充電器
- おむつ、お尻拭き
- 傘(雨が降っていたので)
- チャイルドシート(自家用車から移籍)×2個
- イヤホン(運転担当パパの必須アイテム)
今回車内で朝食を食べたのですが、お皿を持って行くのをすっかり忘れてしまっていて、夕食時につかったお弁当のパッケージを代用しました。車内でご飯を食べたいと考えている方は、スプーン・お箸と同様にお皿を忘れずに!
細々した荷物はリュックに入れるのではなく、買い物かごを活用するのがおすすめです!取り出すのも簡単ですし、車内に荷物を入れる時も持ち手があるので搬入しやすいです。
パパがレンタカーを取りに行く間、私が荷物をまとめて玄関付近にまとめておきます!
走行中
車中泊先に向かう時は、座席スタイルのまま行きました。到着するまでニンテンドースイッチをやっていて、長男は特にご機嫌!長旅でも、子供も飽きずに楽しめました。
帰りは、フラットシートで帰宅しました。途中の休憩中に、息子はマリオをやっていましたが、双子と長女は気持ちよさそうにお昼寝していました。
就寝時
バンクベッドに私と双子の一人。リアベッドに長女と長男。ダイネットにパパと双子の一人で最初は寝ました。しかし、長男がなかなか寝付けず怖い・・と言ってパパのいるダイネットへ侵入し。最終的にかなり手狭になりパパは片隅に追いやられていました。
小さいお子さんがいて一人で寝られない場合は、バンクベッドで寝るのがおすすめです!幼児2人+大人一人であれば余裕で快適に寝ることができますよ。
朝食
さっとお手軽に食べられるように、今回の朝食はイチゴサンドと即席スープ、トマト、バナナにしました。イチゴサンドは、ホイップ状になっているものを購入、イチゴは出発前に洗って、子供たち用には食べやすいようにカットしておきました。
一泊くらいの旅行であれば、事前に用意しておくことで、包丁やまな板等持って行くものを減らすことができます!生ごみも全て持ち帰りなので、バナナの皮などは準備してきたタッパーの中に入れておきました。
基本的に洗い物は車内では行わず、少量なので帰宅してから行いました。
旅行中にそこまで手の込んだ料理をやりたくない!というのが私の本音です。
レンタル費用
今回レンタルにかかった費用の内訳は以下の通りです。
費用の内訳 | 金額 |
---|---|
基本料金(24時間レンタル料金) | 29,000円 |
安心補償サービス(1,000円/ 日) | 2,000円 |
消費税 | 3,100円 |
小計 | 34,100円 |
ガソリン代(軽油) | 2,931円(7.4km/L) |
合計 | 37,031円 |
今回は道の駅に車中泊したので、宿泊費は無料!大人2人+小学生1人+乳幼児3人での旅費代としては、周辺ホテル同等レベルだと思います。何より、遊び場の近くに宿泊しているので、朝一番から遊ぶことができる点は良いですね。
コルドバンクスの気になるところ
リアベッドの上側に登るのが大変
リアベッドは二段ベッドになっているのですが、梯子がついていなかったため、下の段を踏み台によじ登ることになりました。子供たちは自力で登ることは不可能で、お尻を持ち上げつつ上のベッドに押し上げるました。
降りる時も高さがあって「怖い~!」と当時6歳の長女が言っていたので、上り降りする際は気を付けてください。
コルドバンクスの良かったところ
ダブルタイヤとショックアブソーバーの効果で運転も安定
ベース車両が新型カムロード(TOYOTA製)に変わったことで、後方の(リア)タイヤがダブルタイヤになっており、ダブルタイヤの二つ目が外側に設置されていることでより安定感が増します。
縦方向の振動を抑えるために、ショックアブソーバーという部材が取り付けられていて走行時の縦方向の振動が低減されています。
以前に乗ったクレソンボヤージュ(リアタイヤはシングルタイヤ)と比較すると、運転した際のブレや振動が軽減されているように感じました。オフロードは多少ガタつくものの、舗装されている高速道路は快適に車内で過ごすことができました。
運転していたパパは、各段に運転しやすくなっていると言ってました!
FFヒーターがダイネットの足元にも設置されていて暖かい
冬場に欠かせないFFヒーターですが、目的地まで向かう間、座席に座っている時間は長くなるので、足元が暖かくなるのはとても心地よく快適でした。
乗る人の「これ欲しい!」が良く考えられている
家のように細かいちょっとした配慮が散りばめられて、より快適に車内で過ごすことができました。
雨が降った時に便利な傘立て
クレソンボヤージュに乗った時は荷室に傘を入れていましたが、コルドバンクスは入り口入ってすぐに傘立てが設置されていました。雨の中、トイレに行く時にサッと取り出すことができてとても便利でした。
ちょっとしたものを掛けられるフック
スーパーの袋をかけておけば、おやつなどの車内ででるちょっとしたゴミを簡単にまとめておくことができます。
ダイネットをフラットシートにしても残る座席の背もたれ
ダイネットをフラットシートにするためには、背面にある座席背もたれを取り外して敷き詰める必要があります。コルドバンクスは、座席の上側の背もたれを活用するので下側の背もたれはそのまま残ります。結果、フラットシートのまま座っても、背中を痛めず走行中過ごすことができました。
(クレソンボヤージュの場合は、下側の背もたれを活用していたので座席の背もたれが無くなった状態となり、腰が痛かったです。)
まとめ
この記事では、コルドバンクスの基本的な情報、設備紹介、まーりん家の過ごし方、コルドバンクスの気になる点、良かった点を紹介してきました。
コルドバンクスは、まさに動く家です!車内でどうやったら快適に過ごすことができるか、という乗る人の気持ちが細かく設計されているのが魅力的です。
新型カムロードをベース車両に使用していることもあり、運転性能も向上。キャブコンタイプのキャンピングカーとしてはコンパクトな設計となっていますが、内部はとても充実していて過ごしやかったです。
ぜひ、一度コルドバンクスの旅路を楽しんで頂けたらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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